
「視界を変えるサングラスが登場か?」――そんな期待を抱かせてくれる、Lenovo(レノボ)のゲーマー向けブランド Legion から新たに発表された Lenovo Legion Glasses (Gen2)。2025年10月24日に国内発売され、税込直販価格は5万5000円です。初代モデルからデザインも仕様も大幅に進化しており、“サングラスらしさ”を追求した第2世代の意味が、確かに見て取れます。
- サングラスのように、“普通”に見えるデザイン
- 基本スペック&接続要件を詳しくチェック
- Gen1(初代)からの進化ポイントを整理
- 「どんなシーンで使えるか?」活用シーンを想像
- 購入時のチェックポイント &注意点
- まとめ:ゲーマー/モバイル視聴者に響く“サングラス型ディスプレイ”
サングラスのように、“普通”に見えるデザイン
初代モデルでは、サングラス型ディスプレイという特徴ゆえに「いかにも機械」な印象が強かったのですが、本機Legion Glasses(Gen2)は、正面から見たときに“普通のサングラス”に近づいたことが大きな魅力です。
「正面から見るとレンズ周りのフレームやディスプレイ部分が目につかない」──レノボ・ジャパンの発表。
つまり、屋内でも屋外でも、あるいは移動中でも、目立ちすぎず装着できる“サングラス見え”を実現しており、これまでの“ガジェット感”を軽減しています。
また、重量も約65 gと軽量化されており、長時間の装着でも負担が少ない仕様です。
ユーザーのレビューでも「軽くて快適」「画面がクリア」との声が出ています。
Lenovo公式 Legion Glasses(Gen2)製品ページ

基本スペック&接続要件を詳しくチェック
ディスプレイ仕様
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解像度は 1,920×1,080 ドット(各眼)。
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リフレッシュレートは 最大120Hz。60/90/120Hzの切り替えに対応。
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視野角(Field of View)は 43.5°。レノボ曰く「約4m先に126型相当の画面サイズ」を得られる目安。
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最大輝度は 約800nits。前モデルから大幅に向上しています。コントラスト比は200,000:1。より深みのある黒を表現。
接続・対応機器
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映像入力は USB Type-C(DisplayPort Alternate Mode) に対応したポートから。つまり、PCやゲーム機、スマートフォン側が「USB-Cで映像出力」可能である必要があります。
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本機はバッテリーを内蔵しておらず、映像出力元の機器と有線接続するタイプ。したがって「サングラスそのものだけで動く」わけではない点にご注意ください。
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推奨相性例として、携帯型ゲームPCの ROG × Lenovo のコラボ機器「ROG Xbox ALLY」や、国内では未発表ながら「Legion Go S」のようなハンドヘルド機と組み合わせて使うに適していると想定されます。
装着・快適性
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本体重量は約 65 g。前世代(約96 g)から軽量化が実現。
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調整可能なノーズパッド、軽量フレーム構造など、装着時の快適性に配慮されているというレビューもあります。
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同梱品として、「磁気式ライトシールド」「ケース」「クリーニングクロス」「度付きレンズ対応フレーム」などが用意されており、利用環境を選ばない仕組みが整っています。

Gen1(初代)からの進化ポイントを整理
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デザイン:よりサングラス寄りの見た目へ(フレームが控えめ、テンプルやヒンジの改良)
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重量:96 g(初代) → 65 g(Gen2)へ大幅ダウン。
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リフレッシュレート:60Hz → 最大120Hzへ。60/90/120に対応。
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輝度:270nits(初代) → 約800nits(Gen2)へ向上。
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機能:3Dモード対応、磁気ライトシールドなど付属アクセサリー強化。
このように、単なる“見た目のサングラス化”だけでなく、体験そのものを刷新すべくスペック面でも強化されています。
ただし、視野角が43.5°という点については、競合製品(例:XREAL Oneなど)の50°付近と比較するとやや控えめという指摘もあります。
「どんなシーンで使えるか?」活用シーンを想像
・ゲーム用途
ハンドヘルド機やUSB-C出力可能なPC/スマートフォンと組み合わせれば、まるで大型テレビの前に座っているようなゲーム画面体験が得られます。特に“プライベートに没入”したいゲーマーには魅力的です。
例えば、部屋のソファやベッドで、または移動中の車内でも、大画面を気兼ねなく楽しめる点は大きなメリットです。
・動画/映画視聴
家でも旅先でも「100インチ級スクリーンをひとり占め」できる感覚。輝度やコントラストも強化されており、映画や動画鑑賞にも実用的です。
ただし、集団視聴や共有視聴には適さず、あくまで“自分だけの画面”として使うのが向いています。
・外出先・モバイル利用
サングラスっぽいデザインを活かして、外出先や移動中にも装着が心理的に抵抗少なく使用可能。ノートPC+USB-C接続、携帯ゲーム機+USB-C出力、など、柔軟な利用が想定できます。
ただし、映像出力元の機器パワーやUSB-Cの映像出力対応可否/ケーブル長など、接続環境には注意が必要です。
購入時のチェックポイント &注意点
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USB-CポートがDisplayPort Alt Mode対応か?:スマホ/PC側が映像出力可能な仕様であることが必須。対応していないと画面が映りません。
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視野角の好み:43.5°という数字は決して小さいわけではありませんが、「より広がりが欲しい」という方は、競合製品の仕様と比較検討を。
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装着フィット感:ノーズパッドやメガネ併用など、顔形・視力補正環境によって感覚が変わります。レビューでも「ノーズパッド調整必須」といった声あり。
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ケーブルおよび映像遅延の可能性:有線接続タイプなので、ケーブル取り回しや遅延・電源消費などを想定して利用環境を整えましょう。
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価格と導入時期:国内では10月24日発売、税込5万5000円。初期導入コストとしては高めですが、スペックとデザインの両立を考えれば、興味深い選択肢です。
まとめ:ゲーマー/モバイル視聴者に響く“サングラス型ディスプレイ”
Lenovo Legion Glasses(Gen2)は“サングラスとしての見た目”と“大画面ディスプレイとしての機能”を、両立させようとした意欲作です。
特に、
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軽量65gの装着性
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1920×1080/120Hzという高リフレッシュレート仕様
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約4m先に126型相当という没入感(視野角43.5°)
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USB-C出力に対応した汎用性
という点から、ゲーミング環境をワンランクアップさせたい方や、移動中やプライベート空間での“ひとり大画面体験”を追求する方におすすめです。
デザイン面でも「普通のサングラスに近い見た目」を実現しており、これまでの“メガネ型デバイス”にあった “使うと目立つ”抵抗感を軽減しています。
ただし、視野角・ケーブル接続・映像出力対応端末など、導入時に確認すべきポイントもあります。購入前には自分の利用環境(接続先機器・装着フィット・視力補正)をしっかり吟味することをおすすめします。
Lenovo公式 Legion Glasses(Gen2)製品ページ
