
HPがゲーミング戦略を大きく動かしました。日本HPは、これまで「OMEN」と「HyperX」として展開してきたゲーミングブランドを統合し、マスターゲーミングブランドを「HyperX」へ一本化すると発表。ゲーミングPCだけでなく、ディスプレイ、周辺機器、そしてソフトウェアまで含めた“端から端まで”の体験を、より一貫した形で提供する方針を明確にしました。
この動きは単なるロゴ変更ではありません。ハイエンド志向のゲーミングノートPC「HyperX OMEN MAX 16」、扱いやすさと性能を両立する「HyperX OMEN 15」、さらにHP初のXbox認定レバーレスアーケードコントローラーや、3種の新キーボードまで投入。2026年のゲーミング環境をまとめてアップデートする内容です。
ゲーミングPC・周辺機器・ソフトウェアを一体で最適化し、パフォーマンスと没入感を高める。
― 今回の統合発表の核心は、ここにあります。
- HyperX統合で何が変わる?「OMEN×HyperX」が目指す統合ゲーミング体験
- HyperX OMEN MAX 16:最大300W級TPP&RTX 5090 Laptop対応の“妥協なし”ハイエンド
- HyperX OMEN 15:15.3インチで高性能、2026年は“万能型ゲーミングノート”が強い
- HyperX Clutch Tachi:HP初のXbox認定“レバーレス”アーケードコントローラー
- 新作キーボード3種:ホットスワップ&8Kポーリング、そして入門向けも用意
- 発売時期と価格まとめ:狙い目は「2月中旬」と「1月22日」
- まとめ:HyperX統合は“ゲーミング体験の設計”を変える。2026年はHPの一手が面白い
HyperX統合で何が変わる?「OMEN×HyperX」が目指す統合ゲーミング体験
今回の最大のポイントは、ゲーミング体験の“統合”です。これまでユーザーは、PC本体はOMEN、ヘッドセットやキーボードはHyperX、制御ソフトは別、といった形で選択してきました。今後はブランドとして一本化されることで、以下のようなメリットが期待できます。
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PC・周辺機器・ソフトウェアの連携強化(設定や制御がシームレスに)
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デザイン言語の統一(デスク環境が一体感あるセットアップに)
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パフォーマンス最適化の方向性が明確化(冷却・入力・表示・最適化を同じ思想で開発)
ゲーミングノートPCのスペック競争が激化する中で、「買ってから詰める」ではなく、最初から最適な状態へ寄せる設計思想が前面に出てきています。
HyperX OMEN MAX 16:最大300W級TPP&RTX 5090 Laptop対応の“妥協なし”ハイエンド

「HyperX OMEN MAX 16 Gaming Laptop」は、勝つための要素を積み上げた次世代のハイパフォーマンス機です。特徴は大きく4つに分けられます。
1)CPU&GPUの選択肢が強い:Core Ultra 200HX or Ryzen AI 9 HX 475+RTX 5090 Laptopまで
ゲーミング用途で重要なCPU性能とGPU性能を、最上位クラスまで狙える構成。しかも最大TPP(Total Platform Power)300Wという電力設計により、スペックを“載せただけ”で終わらせず、実運用で性能を引き出す方向性が明確です。
2)冷却が本気:OMEN Tempest Coolingテクノロジー Pro+トリプルファン
高負荷時にフレームレートが落ちる原因は、熱による制限が大きいもの。MAX 16は冷却機構を再設計し、トリプルファンで冷却効率を引き上げ、さらに内部の埃の堆積を軽減する仕組みも搭載。長時間プレイでも安定動作を狙った設計です。
3)入力遅延を詰める:1Kポーリングレートキーボード+ライティング演出
入力は「速い=強い」。MAX 16は1Kポーリングレートのキーボードを採用し、入力遅延を抑制。加えてフルサイズのアローキーを備え、ライト演出も「OMEN Light Studio」で楽しめます。競技と没入感、両方を取りにいく構成です。
4)表示が美しい:16インチ2.5K OLED 500nit+240Hz
映像は没入感を左右する要素。2.5K(2560×1600)のOLEDに加え、240Hz対応で高速描画にも強い。明るさ500nit対応で、視認性も意識されています。
OMEN AI:ワンクリックで“勝てる設定”へ寄せる自動最適化
MAX 16で特に注目したいのが「OMEN AI」。ゲーム内設定だけでなく、OS設定やハードウェア設定まで含めてワンクリック最適化を狙う仕組みです。
競技タイトルを触る人ほど、グラフィック設定、電源設定、バックグラウンド制御など、面倒な調整が増えがち。そこを自動化して“初動から強い状態”へ持っていくのは、統合ブランドの思想と一致します。
HyperX OMEN 15:15.3インチで高性能、2026年は“万能型ゲーミングノート”が強い

15.3インチの「HyperX OMEN 15 Gaming Laptop」は、サイズと性能のバランスが良い“本命”枠になりそうです。
最大170WのTPPで、RTX 5070 Laptopまで対応
CPUはIntel Core Ultra 9 386HまたはAMD Ryzen 9 8945HX、GPUはRTX 5070 Laptopまで。TPP最大170Wという設計は、薄型モバイル機より明確に上を狙えます。
冷却:OMEN Tempest Coolingテクノロジー+ハイパーバリック構造
筐体内部の空気を圧縮し、高圧エアフローをヒートシンクや排気口へ押し出す設計で、熱を一気に逃がす思想。長時間プレイでの安定性を狙っています。
画面:2.5K+180Hz、さらにOLEDモデルも予定
標準でも2.5K(2560×1600)で180Hz、応答速度3ms。さらに2026年4月以降にはOLEDパネル搭載モデルも予定されており、映像美重視派にも刺さるラインです。
8Kポーリングレートキーボード:競技志向の“武器”
OMEN 15は入力面でも攻めています。8Kポーリングレートのキーボード採用により、従来構成比でキー入力遅延の短縮をうたっています。FPS、格闘、リズム系など入力が勝敗に直結するジャンルで、価値が出る要素です。
HyperX Clutch Tachi:HP初のXbox認定“レバーレス”アーケードコントローラー

周辺機器で最も話題性が高いのが「HyperX Clutch Tachi ゲーミングレバーレス アーケードコントローラー」。HP初のXbox認定という肩書きに加え、レバーレス設計で精度と操作性を追求しています。
TMRセンサー搭載の磁気スイッチで高速入力
入力の安定性や耐久性が期待できる構成。レバーレスに慣れている人はもちろん、これから始めたい人にとっても“軸”になる製品です。
NGENUITYで徹底カスタム:ボタンマッピング、ラピッドトリガー、アクチュエーション調整
ソフトウェア「NGENUITY」によるパーソナライズが強み。さらにボタン形状やトッププレートのアートワークを3Dプリントでカスタム可能というのは、所有欲にも刺さります。
新作キーボード3種:ホットスワップ&8Kポーリング、そして入門向けも用意

今回のキーボードは、ガチ勢向けと入門向けの両方を用意しているのが巧い点です。
HyperX Alloy Origins 2 1800/65:ホットスワップ対応の本格派
「Origins 2」シリーズは、スイッチやキーキャップを交換して、自分好みに育てられるタイプ。ホットスワップ対応で、はんだ付け不要。さらに公式デザインファイルを活用した3Dプリントで、ハウジングをカラフルにするような遊び方もできます。
特に「Alloy Origins 2 1800」は8Kポーリングレートで、毎秒最大8,000回の頻度でPCと通信。入力の取りこぼしを避けたい人に向きます。
HyperX Eve 1800:省スペースで始めやすい“最初の一台”
これからゲームを始める層に向けて、コンパクトな1800レイアウト+メンブレンスイッチを採用。アンチゴースト、12キー・ロールオーバー対応で、ゲーム用途に必要な要素を押さえています。
そして「NGENUITY」により、ゲームモード、マクロ、10ゾーンRGBなど、見た目も含めたカスタムが可能。初めてのゲーミングキーボードとして手堅い選択肢です。
発売時期と価格まとめ:狙い目は「2月中旬」と「1月22日」
製品ごとの発売時期と価格は以下の通りです(価格未定のものもあります)。
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HyperX OMEN MAX 16 Gaming Laptop:価格未定、4月中旬以降
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HyperX OMEN 15 Gaming Laptop:246,500円~、2月中旬
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HyperX Clutch Tachi:価格未定、2026年前半予定
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HyperX Alloy Origins 2 1800:22,800円、1月22日
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HyperX Alloy Origins 2 65:18,000円、1月22日
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HyperX Eve 1800:8,980円、1月22日
まとめ:HyperX統合は“ゲーミング体験の設計”を変える。2026年はHPの一手が面白い
今回の発表は、単に新製品を出したという話ではなく、「HyperX」を中心にPC・周辺機器・ソフトウェアを一体で設計するという宣言です。MAX 16は電力・冷却・表示・入力の全部盛り、OMEN 15は万能型の実用スペック、Clutch TachiはXbox認定レバーレスで差別化、キーボードはホットスワップ&8Kポーリングから入門機までカバー。
ブランド統合によって、今後さらに「設定の統合」「ライティングやプロファイルの連動」「自動最適化の進化」など、使い勝手が伸びる余地もあります。2026年にゲーミング環境を刷新するなら、HyperX統合後のラインアップは確実にチェックしておきたいところです。
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