在宅ワークやテレワークが一般的になり、日々の作業効率を高めるために「モニターアーム」の導入を検討している方は多いのではないでしょうか。限られた机上スペースを有効に使い、快適な姿勢をキープするためにも、自分の環境に合った製品選びはとても重要です。そんな中、サンワサプライから発売された「薄型クランプ式モニターアーム『100-LAC008』シリーズ」(ブラック/ホワイト) は、最大35インチのモニターに対応しながらも省スペース設計を実現していると話題です。本記事では、この注目の新製品の特長や使い方、購入のポイントを詳しくご紹介します。
- 薄型クランプ式って何が違う? サンワサプライ「100-LAC008」シリーズの特徴
- 設置方法と使い方のポイント
- デザインとカラー展開
- 価格とサイズの目安
- こんな人におすすめ
- 購入前に確認しておきたいポイント
- まとめ:快適な作業環境への第一歩は自分に合ったモニターアーム選び
薄型クランプ式って何が違う? サンワサプライ「100-LAC008」シリーズの特徴
1. 天板下への出っ張りはわずか6mm
「モニターアームを使いたいけれど、クランプ式だとデスク下が狭くなるのでは?」と心配する人は少なくありません。しかし、本製品の魅力のひとつは、クランプ部が薄型構造である点です。天板下への出っ張りはたったの6mm。机の下に大きな金具が飛び出さないため、膝周りに余計なスペースが生まれず、足元の動作を妨げません。
さらに、デスク上面からクランプ部分を取り付ける構造なので、取り付け作業時にデスクをひっくり返したり、机下に潜り込んだりする手間もありません。上からネジを締めるだけの簡単仕様は、多くのユーザーにとって大きなメリットとなるはずです。
2. ガススプリング内蔵でスムーズな高さ調節
「モニターの高さや角度は、できるだけストレスなく調節したい」という声に応える形で、本製品はガススプリングを内蔵した4軸アームを採用しています。ガススプリングが稼働をサポートしてくれるため、モニターの位置を変える際にも軽い力で動かせます。
上方向だけでなく、前後・左右にも自由に動かせるので、以下のようなシーンでも便利です。
- 立ち作業を取り入れる際に、モニターを高く持ち上げたい
- 座り姿勢でキーボード作業に集中したいときに、モニターを近づけたい
- 動画視聴など、モニターとの距離を取りたいときに引き下げたい
高さだけでなく、画面の角度や向きまで自由自在に微調整が可能なので、作業環境や作業スタイルに合わせたベストなポジションを確保できます。肩や首への負担を軽減し、長時間作業でも疲れにくい体制を作れるのは大きなアドバンテージでしょう。
3. 最大35インチ・耐荷重15kgで幅広いディスプレイに対応
この「100-LAC008」シリーズは17~35インチ前後までのモニターに対応し、耐荷重は最大15kgと安心設計。大きめのワイドモニターやウルトラワイドモニターを使っている方でも問題なく取り付け可能です。
また、VESAマウント(75/100) に対応しているため、一般的なモニターの背面にあるネジ穴にしっかり固定できます。VESA規格が合っているかどうかを購入前にチェックすれば、取り付けもスムーズに進むことでしょう。
4. 360度回転・縦置きにも対応
ディスプレイを360度回転できることも、大きな特長のひとつです。必要に応じて画面を縦置きにし、書類やWEBページ、プログラミングコードなどを一度に多く表示したい場合に非常に便利。
写真やデザインの作業で縦長のキャンバスを扱うデザイナーはもちろん、ブログ執筆やSNS管理、長文校正など、縦スクロールが多い作業にはぴったりです。使い方次第で作業効率が向上し、デスク環境のカスタマイズを存分に楽しめます。
設置方法と使い方のポイント
クランプ固定は「上から締める」だけ
モニターアームを設置するとき、従来はデスク裏からネジを回す必要があったため、机を動かしたり姿勢を無理に取ったりと面倒な作業が伴いがちでした。しかし、本製品ならデスク上部からクランプを固定できるので、取り付け作業が格段にラクになります。
デスクの天板に挟む形でクランプをはめ込み、あとは上からネジを締めるだけ。しっかりと力を加えて固定すれば、モニターを支えるうえでのぐらつきも心配いりません。一般的な厚さのデスクであれば、ほぼ問題なく装着できます。
スムーズなアーム操作を保つコツ
ガススプリングを内蔵しているアームは、モニターの重量に合わせた調整が必要です。初期状態では少し緩い/硬い場合があるので、付属の工具などを使い、適度にテンションを整えましょう。
最適なテンションに調整すれば、モニターの上下・前後移動がスムーズになり、「使用時は見やすい位置に」「未使用時は壁際に寄せる」といった使い方がしやすくなります。シーンに応じてアームを動かす頻度が多い方は、とくに意識してメンテナンスすると良いでしょう。
デザインとカラー展開
「デスク周りに設置するものだから、見た目にもこだわりたい」というニーズに応え、本製品はブラックとホワイトの2色展開となっています。モダンなオフィス空間やシックなインテリアにはブラック、清潔感や明るい印象を演出したい場合にはホワイトがマッチするはずです。
デザイン自体もシンプルかつスマートなフォルムなので、目立ちすぎずデスク環境に自然に溶け込みます。派手な装飾がない分、飽きにくい点も嬉しいポイントです。
価格とサイズの目安
サンワサプライの公式通販サイトにて、直販価格は11,800円(税込)で提供されています。クランプ式モニターアームとしてはハイスペックなモデルながら、コストパフォーマンスにも優れている印象です。
- 本体サイズ: 約13.5×62.5×17.5~50cm
- 重量: 約3.5kg
モニターアームとしては程よい大きさで、様々なデスクのレイアウトにも合わせやすいでしょう。設置したい場所の寸法を測ったうえで、自分のモニターと設置スペースが適合するかどうか事前にチェックしておくことをおすすめします。
こんな人におすすめ
- 省スペース性を重視している
- 大きめのワイドモニター(~35インチ) を使用している
- クランプの取り付け時にデスクを動かしたくない
- 縦置き表示や画面回転を多用する
- デザインがスタイリッシュで部屋の雰囲気を損ねないモデルを探している
これらの条件にあてはまる方に、「100-LAC008」シリーズはとても魅力的といえるでしょう。ガススプリング搭載によりこまめなモニター調整をしやすくなり、肩や首への負担を軽減するエルゴノミクス効果も期待できます。デスクに向かう時間が長い方ほど、その違いを実感できるはずです。
購入前に確認しておきたいポイント
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デスクの天板厚さ
クランプの挟み込みが可能な厚さか、あらかじめ測っておきましょう。 -
VESA規格の対応
お使いのモニターがVESAマウントに対応しているか確認が必要です。ネジ穴の間隔が「75×75mm」もしくは「100×100mm」になっているかをチェックしてください。 -
モニターの重量とサイズ
対応サイズは17~35インチ前後、耐荷重は15kg。これを超えるモニターは取り付けられないので、商品のスペックを必ず確認しましょう。 -
設置スペースの確保
上下・前後に動くアームの可動域を考慮し、周辺に障害物がないかも要確認です。
まとめ:快適な作業環境への第一歩は自分に合ったモニターアーム選び
サンワサプライ「100-LAC008」シリーズは、薄型クランプ式で取り付けやすく、省スペースを確保しつつもガススプリングによる高度な調整機能を備えた新しいモニターアームです。最大35インチ・耐荷重15kgという大きめモニターへの対応力や、天板下に出っ張らない6mmの薄型クランプ設計など、多様化するワークスタイルにしっかり寄り添う仕様が満載。
縦置き表示もできる360度回転機能は、クリエイターやプログラマーをはじめ、多くのビジネスパーソンにも嬉しいポイントでしょう。デスクでの姿勢やモニターの位置に気を配ることは、作業効率や健康維持にも直結します。
ぜひこの機会に、モニターアームを導入してデスク周りを一新してみてはいかがでしょうか。あなたのワークスペースがより快適になり、生産性が向上する手助けになるかもしれません。
快適な作業空間を手に入れることは、日々の暮らしと仕事の質を大きく変える重要なステップです。ぜひ自分の使い方やデスク環境に合わせ、納得のいくモニターアーム選びを実現してください。サンワサプライの「100-LAC008」シリーズなら、その一助となるはずです。