
Samsung製QD-OLEDを採用した27インチの新作ゲーミングモニター GIGABYTE MO27Q2A が発表されました。解像度はWQHD(2560×1440)、リフレッシュレートは最大280Hz、応答速度0.03ms(GTG)。しかもAmazon専売、3年保証付きという攻めの仕様です。発売予定日は2025年10月3日。まずは公式情報を踏まえつつ、注目ポイントを一気に解説します。
- QD-OLEDだからできる“黒と発色”の両立
- 280Hz×0.03ms、ブラーと遅延を徹底的に潰す
- 焼き付き対策:「AI OLEDケア」が常時見守る
- つなぐ・使うの快適さ:最新ゲーム機からノートPCまで
- HDRと色、そして画づくり
- どんな人に向く?
- 価格・発売日・購入先(国内)
- まとめ:240Hz時代の“次”に、ちょうどいい選択肢
QD-OLEDだからできる“黒と発色”の両立
QD-OLEDは自発光の深い黒と、量子ドットによる高い色再現を両立するのが強み。コントラスト150万:1、DCI-P3 99%、10bit表示が公称で、暗部の沈みと鮮烈な色が両立した“ゲーム映え”を期待できます。ピーク輝度はHDRピーク1000(3% APL)モードに対応し、VESA DisplayHDR True Black 400の指標も押さえています。
「QD-OLEDの深い黒 × 鮮やかな発色 × 高速描画」――映像の没入感に直結する三拍子です。
280Hz×0.03ms、ブラーと遅延を徹底的に潰す
最大280Hzの高リフレッシュレートと0.03ms GTGの応答速度は、視点移動やトラッキングの“気持ちよさ”を直撃。さらにVESA ClearMR 15000認証で動きの明瞭さが担保され、FreeSync Premium ProとG-SYNC Compatibleにも対応。競技系タイトルでも滑らかさと安定感が期待できます。
GIGABYTE独自の「ウルトラクリアー」(黒挿入を用いたモーションブラー低減)や「OLED VRRアンチフリッカー」も搭載。フレームレートが揺れる場面でもチラつきや残像の抑制を狙う設計です。
焼き付き対策:「AI OLEDケア」が常時見守る
有機ELの弱点とされる焼き付きに対しては、AIベースの最適化を複数組み合わせた「GIGABYTE AI OLEDケア」を実装。ユーザーの利用状況に合わせた調整プリセットで、画面保護を常時バックグラウンド実行します。国内サイトでもこの機能を強調しており、長期運用の安心感に寄与します。
ポイント
・プリセットはカスタマイズ可能
・最小限の介入で自動保護
・3年保証(地域により条件差あり。国内は3年保証を明記)
つなぐ・使うの快適さ:最新ゲーム機からノートPCまで
インターフェイスはHDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4×1、USB-C(DP Alt Mode/PD最大18W)×1、USB 3.2ハブ(Up/Down)、イヤホン端子。ノートPCの簡易ドックとしても使いやすく、周辺機器をまとめられます。5方向スティックのOSD操作や、KVM機能にも対応しており、複数デバイスの切り替えがスムーズ。反射抑制コーティングで映り込みも抑えます。
エルゴノミクスは高さ130mm/ピボット+90°/スイーベル±15°/チルト−5~+21°。さらに5W×2のステレオスピーカー内蔵で、外付けスピーカーなしでもすぐ使えるのが嬉しいところ。
HDRと色、そして画づくり
DisplayHDR True Black 400級の黒表現にピーク1000nitを組み合わせることで、暗所の情報を保ちつつハイライトを引き上げる“立体感のあるHDR”へ。DCI-P3 99%の広色域と10bit表示は、ゲームのみならず映像・写真の鑑賞やクリエイティブ用途にも好適です。
どんな人に向く?
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FPS/TPS・バトロワで“視界の速さと滑らかさ”を重視する人
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RPG/アクションで黒の沈みと発色にこだわる人(夜景/発光表現が映える)
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PC+コンソール+ノートをKVMで切り替えて使いたい人
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映り込みが気になる環境でアンチリフレクションを重視する人
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USB-C一本運用(映像+給電18W)でデスク配線を簡略化したい人
価格・発売日・購入先(国内)
国内代理店はCFD販売。Amazon専売モデルとして、発売予定は2025年10月3日、想定売価はオープン価格。国内リリースではスペック詳細(入出力・スピーカー・消費電力・付属品・調整機構・保証期間など)がまとまっています。購入前に一読しておくと安心です。
注意:仕様・表記は予告なく変更される場合があります。最新情報は上記の公式ページをご確認ください。
まとめ:240Hz時代の“次”に、ちょうどいい選択肢
GIGABYTE MO27Q2Aは、現実的な価格帯でQD-OLEDの美しさと280Hzの速さを同時に狙える“ちょうどいい”一台。AI OLEDケアやアンチリフレクション、USB-C&KVMなど日々の使い勝手もよく、3年保証で長く安心して使えます。WQHDの描画負荷と視認性のバランスも良好。次のメインモニター候補として積極的にチェックしておきたい注目作です。
