
ゲーム配信やVTuber活動、オンライン会議の画質を一気に底上げしてくれるRazerの新作Webカメラ「Razer Kiyo V2」と「Razer Kiyo V2 X」が、ついに日本上陸します。発売日は2025年11月28日(金)。この記事では、2モデルの違いからおすすめの選び方、細かなスペックまでまとめてチェックしていきます。
- 発売日と価格
- Razer Kiyo V2 の特徴
- Razer Kiyo V2 X の特徴
- 2モデルの主な違いと選び方
- 対応ソフトと利用シーン
- 見分け方:Razer Kiyo V2 と V2 X の外観の違い
- まとめ:配信用Webカメラの新定番候補
発売日と価格
まずは発売日と価格から押さえておきましょう。
発売日:2025年11月28日(金)
国内の家電量販店、PCショップ、オンラインショップで販売開始予定。
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Razer Kiyo V2
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希望小売価格:27,480円(税込)
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型番:RZ19-05370100-R3M1
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JAN:4573626730133
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Razer Kiyo V2 X
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希望小売価格:17,490円(税込)
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型番:RZ19-05380100-R3M1
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JAN:4573626730164
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価格差は約1万円。4K画質やHDR、上位センサーの有無がこの差にどう効いてくるかがポイントになります。
Razer Kiyo V2 の特徴

Razer Kiyo V2は、最大4K 30FPSで撮影できるハイエンド寄りの配信用Webカメラです。ゲーム配信者や実況者、オンラインセミナー講師など、「映像のクオリティをとにかく上げたい」人向けの1台といえます。
4K 30FPS & Sony STARVIS センサー搭載
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最大解像度:4K 30 FPS
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その他の解像度:
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1440p 30 FPS
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1080p 60 / 30 / 24 FPS
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720p 60 / 30 FPS
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センサー:8.3 MP Sony STARVIS™ センサー
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HDR:30FPS時にHDR対応
Sony STARVISセンサー採用により、暗所でもノイズを抑えつつ、配信向けにメリハリのある映像が期待できます。夜間配信や間接照明メインの部屋でも使いやすいのが大きなメリットです。
AIオートフレーミング&パン・チルト・ズーム
Kiyo V2の注目ポイントが、AIを活用したオートフレーミング機能です。
カメラが自動で被写体の位置を追いかけ、パン(左右)、チルト(上下)、ズームを最適化してくれるため、多少動いても画角から外れにくい設計。
立ち配信や、身振り手振りが多いトーク配信でも、画面の中心に自分を映しやすくなります。
プライバシーシャッター&マイクも搭載
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プライバシーシャッター:搭載
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マイク:ステレオマイク内蔵(無指向性)
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ノイズキャンセリング:対応
カメラを物理的に隠せるシャッター付きなので、プライバシーを気にする人も安心。Web会議の後にカメラ切り忘れを心配する必要が減ります。
内蔵マイクは無指向性で、周囲の音も拾いますが、ノイズキャンセリング機能があるため、キーボード音や生活音をある程度抑えたい人にも向いています。
接続・サイズなどの細かな仕様
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接続インターフェース:
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脱着可能なUSB Type-C – USB Type-C ケーブル(USB 3.0対応)
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ケーブル長:約2.0 m
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本体サイズ:74 × 65.3 × 116 mm
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本体重量:約255 g
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マウント:固定L型マウント(1/4インチ三脚ネジ付き)
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対応OS:
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Windows 10 64bit以降
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macOS 14以降
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USB-C接続&着脱式ケーブルなので、断線時も交換しやすく、配線もスッキリさせやすいのが嬉しいポイントです。
Razer Kiyo V2 X の特徴

Razer Kiyo V2 Xは、より手頃な価格で導入できるミドルレンジの配信用Webカメラです。最大の売りは、1440p 60FPSに対応していること。4Kまではいらないけれど、フルHD以上の解像度と滑らかな動きを両立させたい人に向いています。
最大1440p 60FPSの高フレームレート
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最大解像度:1440p 60 FPS
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その他の解像度:
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1080p 60 / 30 / 24 FPS
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720p 60 / 30 FPS
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センサー:3.7 MP センサー
eスポーツやFPSなど、動きの激しいゲーム配信では、4Kよりも60FPSの滑らかさを重視するケースも多いため、1440p 60FPS対応はかなり実用的です。
プライバシーシャッター&高速オートフォーカス
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プライバシーシャッター:搭載
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フォーカス:オート / マニュアル対応
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オートフォーカス:高速AF
Kiyo V2 Xもプライバシーシャッター付き。ピント合わせも速く、手元のガジェットを見せたり、顔アップにしたりするシーンが多い配信者にも使いやすい仕様です。
シンプル構成で扱いやすいUSB-A接続
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接続インターフェース:USB Type-A(USB 2.0対応)
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ケーブル:本体一体型(非脱着式)
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ケーブル長:約1.5 m
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本体サイズ:67 × 67.8 × 109 mm
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本体重量:約155 g
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マウント:固定L型マウント(1/4インチ三脚ネジ付き)
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対応OS:
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Windows 10 64bit以降
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macOS 14以降
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USB-A接続で、ほとんどのPCにそのまま挿して使える気軽さが魅力。重量もKiyo V2より軽く、モニター上に載せても安定しやすいサイズ感です。
2モデルの主な違いと選び方
ざっくりまとめると
「画質最重視・映像演出こだわり派 → Kiyo V2」
「コスパ重視・1440p60fpsでサクッと配信 → Kiyo V2 X」
主な違いのポイント
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最大解像度
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Kiyo V2:4K 30FPS / HDR対応
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Kiyo V2 X:1440p 60FPS / HDR非対応
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センサー
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Kiyo V2:8.3 MP Sony STARVIS
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Kiyo V2 X:3.7 MP センサー
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マイク機能
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Kiyo V2:ステレオ+ノイズキャンセリング
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Kiyo V2 X:ステレオ(ノイズキャンセリングなし)
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接続方式
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Kiyo V2:USB-C(脱着可能ケーブル)
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Kiyo V2 X:USB-A(固定ケーブル)
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本体サイズ・重量
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Kiyo V2:やや大きめ&重め
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Kiyo V2 X:コンパクト&軽量
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価格
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Kiyo V2:27,480円(税込)
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Kiyo V2 X:17,490円(税込)
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用途別おすすめ
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ゲーム配信メインで、背景や部屋の雰囲気も含めて高画質で見せたい
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→ Razer Kiyo V2
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FPSなど動きの激しいゲームで滑らかな映像を優先したい
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→ Razer Kiyo V2 X
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オンラインセミナーやビジネス用途で「プロっぽい映像」を出したい
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→ HDR・4K・AIオートフレーミングが使える Kiyo V2
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初めて本格的な配信用Webカメラを買う/予算を抑えたい
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→ コスパの良い Kiyo V2 X
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対応ソフトと利用シーン
どちらのモデルも、代表的な配信ソフト・ビデオ通話アプリで問題なく利用できます。
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対応・想定アプリ例
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OBS
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XSplit
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Zoom
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Microsoft Teams など
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ゲーム配信、雑談配信はもちろん、
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在宅勤務でのオンライン会議
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オンライン授業・ウェビナー
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プレゼンテーションのライブ配信
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VTuber活動のフェイスキャプチャ用カメラ
といった幅広いシーンで活躍します。
見分け方:Razer Kiyo V2 と V2 X の外観の違い
店頭や写真で見たときに迷わないよう、外観上の違いも覚えておくと安心です。
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Razer Kiyo V2
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レンズ下部に「4K ULTRA HD」と記載
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脱着式ケーブル(USB Type-C)
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Razer Kiyo V2 X
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レンズ下部に「2K QUAD HD」と記載
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ケーブル一体型(非脱着式)
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パッと見は似ていますが、この2点を押さえておけば簡単に見分けられます。
まとめ:配信用Webカメラの新定番候補
Razer Kiyo V2 / V2 Xは、どちらもストリーミング用途を強く意識したWebカメラです。4K&AIオートフレーミングで“映像クオリティ特化”のKiyo V2、1440p60fps対応で“コスパと滑らかさ重視”のKiyo V2 Xという、分かりやすい棲み分けになっています。
これから配信を始めたい人も、既存のWebカメラからのステップアップを狙う人も、
2025年11月28日以降のWebカメラ選びの有力候補になりそうです。
自分の配信スタイルや予算に合わせて、どちらがマッチするかじっくり検討してみてください。
詳細は公式サイトから: