
ついに、NVIDIA® GeForce RTX™ 5090 を“本気のフル水冷”で回せるBTOマシンが登場しました。パソコンメーカー・サイコムから、オリジナル水冷ビデオカード「Hydro LC Graphics® Plus GeForce RTX5090 32GB」を標準搭載したデュアル水冷シリーズ4機種が 2025年11月28日(金)に発売されます。
RTX 5090クラスになると、空冷では温度や騒音が気になる場面も多く、「どうせ買うなら最初から静かで冷えるマシンが欲しい」という人も多いはず。今回のサイコム新モデルは、そんなニーズに応える“GPUもCPUも本格的に水冷化した”ハイエンドPCです。
- Hydro LC Graphics Plus GeForce RTX5090 32GBとは
- デュアル水冷構成のポイントと冷却性能
- 標準搭載モデル4機種のラインナップ
- どのモデルを選べばいい?用途別おすすめ
- まとめ:RTX 5090を“静かに全開”で回したい人の決定版
Hydro LC Graphics Plus GeForce RTX5090 32GBとは
Hydro LC Graphics® Plus GeForce RTX5090 32GB は、ドイツの冷却メーカー「LYNK+社」との協業で開発された、サイコムオリジナルの水冷ビデオカードです。
特徴を一言でまとめると 「GPU・VRAM・電源周りをすべて水冷化したフル水冷RTX 5090」。
従来のハイブリッド水冷GPUでは、
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GPUコアのみ水冷
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VRAMやVRM(電源回路)はヒートシンク+ファンで空冷
という構造が多く、長時間の負荷時にはVRAM温度や電源周りの発熱がネックになりがちでした。
Hydro LC Graphics Plusでは、
PCB全体を覆う銅製プレートで
GPU・ビデオメモリ・電源周りをまとめて水冷するフルカバー仕様
となっており、高負荷時でもパーツ全体を効率よく冷やせるのが最大のポイントです。
さらに、ラジエーターファンには静音で定評のある Noctua製「NF-A12x25 G2 PWM」 を3基搭載。フラッグシップGPUと静音ファンの組み合わせは、まさにハイエンドならではの贅沢構成と言えます。
デュアル水冷構成のポイントと冷却性能
今回のデュアル水冷シリーズは、GPUだけでなくCPUもサイコムオリジナルの360mm水冷ユニットで冷却される、CPU・GPUの“両方を水冷化した構成” が大きな特徴です。
FurMark実行時でも約62.6℃を維持する冷却性能
GPUに100%負荷をかけるベンチマークソフト「FurMark」で検証した結果、Hydro LC Graphics Plus搭載カードは GPU温度が約62.6℃ に抑えられたとされています。
空冷では70〜80℃に達してもおかしくない状況で、この温度帯に収まるのはフル水冷ならではの強みです。長時間レンダリングや4K/8Kゲーム、AI推論のような連続負荷でも、パフォーマンスを維持しやすくなります。
※検証結果は参考値であり、保証値ではありません。
0dB機能&メンテナンスフリーで扱いやすい
Hydro LC Graphics Plusは、温度が低いときにはラジエーターファンが停止し、一定温度を超えたときだけ回転する 0dB機能 を搭載しています。
軽い作業やWebブラウジング程度なら、ほぼ無音に近い環境でPCを使えるのも嬉しいポイントです。
また、サイコムの水冷ユニットは メンテナンスフリー を前提としたクローズドタイプ。頻繁なクーラント交換や難しいメンテナンスを必要とせず、BTO完成品ならではの“完成度の高い水冷環境”が手に入ります。

標準搭載モデル4機種のラインナップ
Hydro LC Graphics Plus GeForce RTX5090 32GBを標準搭載するモデルは、ゲーミング向け2機種・ワークステーション向け2機種の合計4ラインナップです。
いずれもストレージにはPCIe 5.0対応の超高速SSD Crucial T700 2TB を採用し、メモリは 64GB(32GB×2)DDR5-5600 を標準搭載。
CPUは最新の AMD Ryzen™ 9 9950X3D または Intel® Core™ Ultra 9 285K を選べる構成になっています。
G-Master Hydro Extreme X870A(AMD・ゲーミング)
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価格:1,035,280円(税込)~
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CPU:AMD Ryzen™ 9 9950X3D
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CPUクーラー:サイコムオリジナル Asetek 636S-M2 RGBポンプ+Noctua NF-F12 PWM×3(360mm水冷)
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マザーボード:GIGABYTE X870E AORUS ELITE WIFI7 (rev.1.2)
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メモリ:64GB(32GB×2)DDR5-5600
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ストレージ:Crucial T700 2TB
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GPU:Hydro LC Graphics Plus GeForce RTX5090 32GB(Noctua NF-A12x25 G2 PWM×3)
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ケース:Fractal Design Define 7 White TG Clear Tint(白・ガラスパネル)+底面Noctua NF-A14 FLX
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電源:ASRock Steel Legend SL-1200G(1200W / 80PLUS Gold)
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OS:Windows 11 Home 64bit DSP版
白いDefine 7 TGケースにハイエンド水冷を詰め込んだ、ホワイトハイエンドゲーミングPC。
“全部入り”に近い構成で、4Kレイトレーシングゲームや高リフレッシュレート環境でも余裕を持ってプレイしたい人に最適です。
▶ 詳細構成・カスタマイズはこちら
G-Master Hydro Extreme X870A公式ページ ![]()
G-Master Hydro Extreme Z890i(Intel・ゲーミング)
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価格:1,014,400円(税込)~
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CPU:Intel® Core™ Ultra 9 285K
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CPUクーラー:サイコムオリジナル Asetek 636S-M2 RGBポンプ+Noctua NF-F12 PWM×3(360mm水冷)
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マザーボード:ASRock Z890 Steel Legend WiFi
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メモリ:64GB(32GB×2)DDR5-5600
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ストレージ:Crucial T700 2TB
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GPU:Hydro LC Graphics Plus GeForce RTX5090 32GB
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ケース:Fractal Design Define 7 White TG Clear Tint(白・ガラスパネル)+底面Noctua NF-A14 FLX
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電源:ASRock Steel Legend SL-1200G(1200W / 80PLUS Gold)
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OS:Windows 11 Home 64bit DSP版
Intel派のハイエンドゲーマー向けモデル。Core Ultra 9×RTX 5090という組み合わせは、最新タイトルの高fpsプレイはもちろん、配信・動画編集・AI生成などマルチな用途にも強い構成です。
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G-Master Hydro Extreme Z890i公式ページ ![]()
Lepton Hydro Extreme WSZ890i(Intel・ワークステーション)
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価格:1,019,720円(税込)~
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CPU:Intel® Core™ Ultra 9 285K
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CPUクーラー:サイコムオリジナル Asetek 636S-M2+Noctua NF-F12 PWM×3(360mm水冷)
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マザーボード:ASRock Z890 Steel Legend WiFi
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メモリ:64GB(32GB×2)DDR5-5600
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ストレージ:Crucial T700 2TB
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GPU:Hydro LC Graphics Plus GeForce RTX5090 32GB
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ケース:Fractal Design Define 7 Black Solid(黒)+底面Noctua NF-A14 FLX
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電源:ASRock Steel Legend SL-1200G(1200W / 80PLUS Gold)
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OS:Windows 11 Pro 64bit DSP版
フロントがソリッドパネルのブラックケースを採用した 落ち着いたワークステーション仕様。
Windows 11 Proとあわせて、業務利用やクリエイティブワーク環境への導入を意識した構成になっています。3DCGレンダリング、動画編集、AI・機械学習用途のマシンとしても有力な選択肢です。
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Lepton Hydro Extreme WSZ890i公式ページ ![]()
Lepton Hydro Extreme WSX870A(AMD・ワークステーション)
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価格:1,059,760円(税込)~
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CPU:AMD Ryzen™ 9 9950X3D
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CPUクーラー:サイコムオリジナル Asetek 636S-M2+Noctua NF-F12 PWM×3(360mm水冷)
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マザーボード:ASRock X870 Taichi Creator
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メモリ:64GB(32GB×2)DDR5-5600
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ストレージ:Crucial T700 2TB
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GPU:Hydro LC Graphics Plus GeForce RTX5090 32GB
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ケース:Fractal Design Define 7 Black Solid(黒)+底面Noctua NF-A14 FLX
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電源:ASRock Steel Legend SL-1200G(1200W / 80PLUS Gold)
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OS:Windows 11 Pro 64bit DSP版
クリエイター向け要素の強い Ryzen 9×X870 Taichi Creator 組み合わせが光るワークステーション。
多コア性能が求められるレンダリングやエンコード、シミュレーション系の負荷にも強く、「ゲームも仕事も両方ハイエンドで」という欲張りなユーザーにも向いた一台です。
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Lepton Hydro Extreme WSX870A公式ページ ![]()
どのモデルを選べばいい?用途別おすすめ
4機種とも「RTX 5090 フル水冷+64GBメモリ+PCIe5.0 SSD+1200W電源」という土台は共通なので、CPUの好み・用途・見た目 で選ぶのがおすすめです。
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4K/8Kゲーミングに全振りしたい
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AMDが好き:G-Master Hydro Extreme X870A
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Intelが好き:G-Master Hydro Extreme Z890i
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クリエイティブ作業・業務用途も重視したい
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Intel&Windows 11 Proで堅実に:Lepton Hydro Extreme WSZ890i
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多コア性能重視+クリエイター向けマザー:Lepton Hydro Extreme WSX870A
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見た目で選ぶなら
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ホワイト+ガラスパネルで魅せる:G-Masterシリーズ
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ブラックソリッドで落ち着いたワークステーション感:Leptonシリーズ
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いずれもBTOカスタマイズに対応しているので、ストレージ追加やメモリ容量アップなど、自分のワークフローに合わせた調整も可能です。
まとめ:RTX 5090を“静かに全開”で回したい人の決定版
NVIDIA GeForce RTX 5090のようなウルトラハイエンドGPUは、性能だけでなく 冷却と静音性の確保が本当の課題 になってきます。
サイコムのHydro LC Graphics Plus GeForce RTX5090 32GBは、
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GPU・VRAM・電源周りをフル水冷化した銅プレート構造
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Noctua製ファンによる静音志向の冷却システム
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CPUも360mm水冷ユニットで冷やすデュアル水冷構成
というこだわり仕様で、「ハイエンドを妥協なく、しかも静かに使いたい」 ユーザーに刺さる1台に仕上がっています。
RTX 5090クラスを検討しているなら、「どうせなら最初から完成されたフル水冷環境をBTOで買う」という選択肢はかなり賢いです。
RTX 5090搭載のデュアル水冷PCを探している人は、ぜひ各モデルの詳細ページで構成とカスタマイズ内容をチェックしてみてください。



